2009年8月26日水曜日

米国での留学準備@ウォルマート&ターゲット

さて、米国についてからのショッピング。寮生活を始める大学生とその家族に人気なのは、Walmart http://www.walmart.com/ とTarget http://www.target.com/ です。

Bedding(寝具一式)や寮に便利なシャワー用のバスケットとサンダル、タオル類や食器、小さな冷蔵庫や電子レンジもそろいます。

ウォルマートは大規模で食料品を取り揃えている店舗もあり便利なのですが、従業員に健康保険すら与えず(米国では国民保険がないため、雇用者側が通常保険を用意します)雇用条件がひどいため、大学院などに進む人たちの中にはできるだけ避けている人も。ミニボイコットです。感謝祭後のブラックマンデー(クリスマスショッピングの幕開け)で待ちかねた客達が従業員を踏み倒し、殺してしまったという恐ろしいストーリーもありました。

それに比べターゲットはファッショナブルなアイテムを安価に揃え、ミシェル・オバマ大統領夫人も「I'm a Target girl」と公言するほど。筆者はターゲットファンです。色々と便利に揃うので、お勧めです。(ただ車がないと行けないエリアのことも多いですが・・・郊外型のお見せのため仕方ないですね。)

待ちに待った留学生活、準備も楽しんでください!

メルマガもどうぞ

今号のメルマガでは、こちらのブログで紹介した「米国を見限る留学生たち」のほかに、渡米前にすませておきたいことのリスト、大学院留学に持っていったはいいけれど結局使わなかったアイテム(テープレコーダーとか・・・)、お勧めの健康保険の購入法、そしてアメリカ・オレゴン州での豚インフルについて(かかったかもしれません!)お知らせしています。よろしければぜひご覧くださいませ。

またバックナンバーではMBAやLL.M.留学情報、条件付入学、様々な専攻なども紹介。こちらからどうぞ!

2009年8月14日金曜日

「米国見限る留学生たち」

朝日新聞8月3日の記事に「米国見限る留学生たち」というものがありました。

アメリカ・ハーバード大学で経済学を専攻した湯(タン)さん(23歳)は現地で投資銀行などから就職の誘いを受けたにもかかわらず卒業後上海に戻り、今秋交流サイトの会社を創立予定。「中国の証券市場の番人、証券監督管理委員会は1月、ニューヨークとシカゴで人材採用の説明会を開いた。ウォール街の金融万ら中国人約260人が集まり、20人が転職」したとレポートするこの記事では、この委員会のチーピン研究主任が『有能な人材が欧米から中国へ戻ってきている』と話しているのも伝えています。

留学後に帰国した中国人留学生は96年にはわずか全体の1%、インド人ではゼロだったにもかかわらず、07年には中国人、インド人ともに16%に達したそう。

以前、当ブログ「MBA留学生の悲劇 - ワーキングビザが出ない」でもお知らせしたように、公的資金の援助を受け取った金融機関等でワークビザを出せなくなったのも一因だと、この記事も認めています。

経済成長も著しいインドや中国に帰る留学生たち。景気が少しずつ持ち直してきたのでは、とは言われていますが、当分このトレンドは続くのではないでしょうか。

2009年7月21日火曜日

大学で広がるドラッグ、Adderall

元来ADHDの治療に使われていたAdderallという薬。これが大学で広まっているそうです。

ADHDの学生がきちんと決められた分飲むかわりに売る。ADHDのふりをしてもらい、それを売る。テスト期間中に特によく見られるそうです。

地元オレゴン大学でも広がってきているようです。

初めは軽い気持ちで、眠くならない、集中力が高まる、と飲み始め、心臓にもひどい影響を与えながら飲み続け、そして中毒を起こす。そして何より、所有しているだけで刑務所での服役30日、執行猶予18ヶ月が待っています。

留学生は特にドラッグには気をつけないといけません。学校からビザを出してもらえないと、待っているのは強制出国です。

テスト時期は大学でも大学院でも大変な時期。クラスメートと皆で睡眠を削り、風邪ばかりひいていたことを思い出します。ドラッグは本当に身近にあります。本当に、本当に気をつけてくださいね。薦められたら一言「No thank you!」で断りましょう。



http://www.registerguard.com/csp/cms/sites/web/news/cityregion/15726124-41/story.csp

2009年7月3日金曜日

MBA留学生の悲劇―ワーキングビザが出ない!?

そうなのです。インドや中国出身など、留学中のMBA候補を悩ませるもの。
それが、この不況の影響を被ったビザの問題なのです。

MBA留学生のうち インド・中国出身者の85%、ヨーロッパ出身者の72%が
ワークビザを取得できないのでは、と心配している現状が明らかになりました。
(Ewing Marion Kauffman Foundation調べ)。

1980年~90年代とはうって変わって、MBA取得後はアメリカに残るのでは
なく、母国へ帰るという選択肢が人気のよう。それでなくてもワークビザの取得は簡単なものではなかったのですが、ベイルアウト後の企業では、H1ビザの学生は雇えなくなってしまいました。

たとえばBank of Americaでは、予定していたMBA2年生61人の内定を
撤回する羽目に。内定撤回は、日本だけではなくなってしまいました。

卒業後アメリカでの就職を考えていない方には、上記のような理由で
競争状況もゆるやかめなトップスクールに入れる、またとない機会でも
あるのは事実なのですが…

参考リンク:
http://www.businessweek.com/bschools/content/mar2009/bs20090319_113428.htm????:chan=top+news_top+news+index+-+temp_news+%2B+analysis

合格通知(or 条件付合格通知)をもらったら

■ 合格通知を受け取った場合■
大学院留学を希望される方のほとんどが、数校以上に願書を提出されます。そのため、全ての大学院から返事が出揃うのはしばらくかかることもあります。第一志望の大学院から合格通知を受け取った場合には、担当の方になるべく早くその学校に進む旨、連絡しましょう。学校によっては数百ドル程度の保証金をお願いされることもあります。こうして大学に進むことが確定すれば、次はビザの手続きを進めます。これには大学からのフォームが必要となるため、もうしばらく時間がかかります。

ビザの手続きは面倒だ、大変だ、と思われる方も多いようですが、そうでもありません。きっちりと用意さえすれば、通常はビザは出ます。(大使館でかなりドキドキはしますが、大丈夫です!自分でできます。)

ビザの取得法については、JLSのメルマガ2008年3月号「米国学生ビザの取得法と注意点」http://www.japanlanguagesolutions.com/mag/magazine.htm をご覧ください。

また、出国前に必ず保険に入るようにしましょう。保険は日本で入ったほうが格安かつ充実の内容が得られます。他に出国準備でご質問等あれば、お気軽にご連絡くださいませ!

■条件付合格の場合■
条件付入学とは、「英語力があともう一歩」などの出願者のためのシステムです。大変ありがたいこの方法では、たとえばTOEFLが少し足りなければ「大学付属の語学プログラムを卒業できる実力がついた時点で入学」「語学プログラムを受講しながらMBAのイントロクラスを受講」「大学院を受講してよいが、GPA(Grade Point Average、成績の平均点が3.0以上を維持しないと単位を認めない」等があります。提案された条件に納得できるのなら、これはありがたいシステムです。早速上記「合格通知を受け取った場合」と同様、担当の方に連絡して入学手続きを始めましょう!

■不合格の場合■
不合格だからと言って、通知がこないことはまずありません。願書等を出してから2~3ヶ月、または締め切りから2~3ヶ月経っても返事がない場合、不合格になったと決め付ける前に必ず連絡を取りましょう。

(注)合格したけれど他の学校に進む、と言う場合にも、必ず連絡しましょう。同じ分野に進むのであれば、将来どこかでその学校の方と出会うことも十分あり得ます。どこにも失礼のないことを心がけ、将来活躍できる留学生を目指しましょう!

全米「お得大学」トップ20発表!

The Princeton ReviewとUSA Todayが最近発表したのが「100 Best Value Colleges (お買い得大学100校)」。ただ安いだけではなく、良質の教育や奨学金、費用等を総合したお買い得度で判断された、とのこと。記事によると、過去10年で、安いとされている州内の学生の学費でも37%(留学生はこれには当てはまりません)もアップしたそうです。

州立大(学部生)の学費、寮費、食費等の合計平均は、州外の学生でなんと1年$25,200(243万円程度、7月1日換算)。私立大学ともなると、$34,132まで跳ね上がります。

「お買い得大学」トップに選ばれたUniversity of Virginiaでの費用等を見てみると、州外の学生で年間$37,749かかり、奨学金等で平均$9,531を学生は受け取っているとのこと。ちなみに2008年に卒業した学生の平均学資ローンは$16,847でした。また卒業生の7割程度は学資ローンの重荷を背負うことなく、卒業できたようです。

大学のリストを見てみると、StanfordやYale、Harvardなどの日本でもおなじみの大学も多くありますが、University of VirginiaやFlorida State Universityなどあまり日本では名前を聞いたことのない大学も多く見られます。これを機会に、各校で専攻可能なエリアなどを調べてみるのもこの不況下、良いかもしれませんね。

私立大学

1. Swarthmore College (Swarthmore, Pa.)
2. Harvard College (Cambridge, Mass.)
3. Princeton University (Princeton, N.J.)
4. Rice University (Houston, Texas)
5. Yale University (New Haven, Conn.)
6. Williams College (Williamstown, Mass.)
7. Amherst College (Amherst, Mass.)
8. California Institute of Technology (Pasadena)
9. Pomona College (Claremont, Calif.)
10. Stanford University (Stanford, Calif.)

州立大学等

1. University of Virginia (Charlottesville)
2. New College of Florida (Sarasota)
3. College of William & Mary (Williamsburg, Va.)
4. State University of New York-Binghamton
5. Florida State University (Tallahassee)
6. North Carolina State University (Raleigh)
7. University of California San Diego
8. City University of New York -- Hunter College (New York, N.Y.)
9. University of Georgia (Athens)
10. The College of New Jersey (Ewing)

参考:The Princeton Review, USA Today
参考リンク:http://www.usatoday.com/news/education/best-value-colleges.htm